フケと一口に言ってもその性質によって大きく二つのタイプに分類されそれぞれ原因や対処法そしてAGAとの関連性が異なることをご存知でしょうか。自分のフケがどちらのタイプかを知ることは適切な薄毛対策を行う上で極めて重要です。まず一つ目は「乾性フケ」と呼ばれるタイプでこれはパラパラと乾いた細かい粉のような形状をしており肩に雪のように積もるのが特徴です。乾性フケの主な原因は頭皮の乾燥によるバリア機能の低下です。洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていたり熱いお湯で洗髪していたり空気の乾燥や紫外線ダメージなどが引き金となって頭皮の角質が剥がれ落ちてしまいます。このタイプの場合AGAそのものというよりは間違ったヘアケア習慣によって頭皮環境が悪化しその結果として抜け毛が増えている可能性があります。対策としてはアミノ酸系などのマイルドな洗浄成分のシャンプーに切り替え洗髪後の保湿ケアを徹底することが有効です。一方よりAGAと深い関わりを持っているのが二つ目の「脂性フケ」です。これはベタベタと湿り気があり黄色っぽく大きな塊となって髪の根元にへばりつくのが特徴です。脂性フケの原因は過剰な皮脂分泌とそれに伴うマラセチア菌の増殖です。前述の通りAGAの原因物質であるDHTは皮脂腺を刺激する作用があるためAGAが進行している人はこの脂性フケが出やすい傾向にあります。脂性フケが出ているということは頭皮が脂漏性皮膚炎に近い状態になっており毛穴が詰まりやすく炎症による脱毛リスクが非常に高い危険な状態です。このタイプに対して保湿をしすぎると逆に菌の餌を増やしてしまうことになりかねないため適切な洗髪で余分な皮脂を落としつつ抗真菌成分(ミコナゾールやピロクトンオラミンなど)が配合された薬用シャンプーを使用することが推奨されます。また食事面でも脂質や糖質の摂りすぎを控えビタミンB群を積極的に摂取して皮脂コントロールを行うことが大切です。このように乾性フケと脂性フケでは対策が真逆になることもあるため自己判断は禁物です。もしあなたがAGAの治療中あるいは薄毛を気にしているならまずは自分の肩に落ちているフケを観察してみてください。サラサラしているのかベタベタしているのか。その小さなサインの中にあなたの頭皮で起きているドラマと今やるべき対策のヒントが隠されています。フケは単なる汚れではなく頭皮からのSOSでありその声に耳を傾け適切なケアを行うことこそが抜け毛を減らし健康な髪を取り戻すための第一歩となるのです。