薄毛が気になり始めた人が最初にとる行動としてドラッグストアで育毛剤や発毛トニックを購入し熱心に頭皮に振りかけるというものがありますがもしその頭皮にフケが出ていたり赤みがあったりする場合その努力は残念ながら徒労に終わるどころか逆効果になる可能性が高いという残酷な真実をお伝えしなければなりません。なぜならフケが出ている頭皮というのはバリア機能が破綻し炎症が起きている「病的な状態」でありそのような荒れた土地にいくら高価な肥料(育毛成分)を撒いても吸収されるどころか根腐れを起こしてしまうからです。具体的に言うと厚く堆積したフケや皮脂の塊は毛穴を塞ぎ育毛剤の成分が毛根の奥にある毛乳頭まで到達するのを物理的に阻害します。浸透しなければ効果はゼロです。さらに悪いことに多くの育毛剤には清涼感を出すためのメントールや成分を溶かすための高濃度アルコールが含まれています。健康な頭皮であれば問題ないこれらの成分もフケが出て敏感になっている頭皮にとっては強烈な刺激物となり炎症を悪化させ痒みや痛みを引き起こします。炎症が悪化すれば脱毛シグナルが発信され抜け毛は減るどころか増えてしまいます。「育毛剤を使ったら余計に禿げた」という口コミを見かけることがありますがその多くは頭皮環境が整っていない状態で使用を強行した結果であると考えられます。AGA対策における正しい順序は「1に頭皮環境の改善、2に育毛剤の使用」です。もしフケが出ているならまずは育毛剤の使用を一旦中止し皮膚科で適切な治療を受けてフケを完治させることが最優先です。あるいは抗炎症成分がメインに配合された頭皮ケア用のローションなどで状態を整えることから始めるべきです。焦る気持ちは痛いほど分かりますが急がば回れという言葉通りまずは健康な土台を取り戻さなければどんなに優れた薬剤もその真価を発揮することはできません。自分の頭皮の状態を客観的に観察し今やるべきことは攻めの育毛なのかそれとも守りの頭皮ケアなのかを見極める冷静な判断力こそが最終的な勝利(発毛)を手にするための必須条件なのです。
フケが出る頭皮に育毛剤を使っても効果がない真実