AGA治療に励んでいる人にとって冬という季節は試練の時でありその最大の敵は「乾燥」です。気温と湿度が低下する冬季は肌の水分量が減少しバリア機能が著しく低下するため「乾性フケ」が発生しやすい環境になります。パラパラとした細かいフケが出るこの状態は単に見栄えが悪いだけでなくAGA治療の効果を著しく低下させる要因となります。まず頭皮が乾燥して角質がめくれ上がっている状態ではミノキシジルなどの外用薬を塗布しても成分が均一に浸透せず効果にムラが生じてしまいます。さらに乾燥した頭皮は外部刺激に対して非常に敏感になっているため外用薬に含まれるアルコール等の成分が強い刺激となり炎症やかぶれ(接触性皮膚炎)を引き起こすリスクが跳ね上がります。治療のために薬を塗っているのにその薬が原因で頭皮環境を悪化させ結果として薬を中断せざるを得なくなるという本末転倒な事態に陥りかねません。また乾燥は頭皮の硬化を招きます。水分を失った頭皮は柔軟性を失い突っ張った状態になり血行が悪くなります。血流不足は毛根への栄養供給を滞らせ冬場の抜け毛増加に拍車をかけることになります。ではどう対策すべきでしょうか。答えは「顔と同じレベルの保湿ケア」です。多くの男性は洗顔後に化粧水で顔を保湿しますが頭皮の保湿には無頓着です。しかし頭皮も顔と繋がった一枚の皮膚であり同様のケアが必要です。洗髪後はタオルドライで水分を拭き取った後ドライヤーをかける前に頭皮専用の保湿ローションやエッセンスを使用して潤いを補給してください。この時ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。またシャンプーの選び方も重要です。洗浄力の強い高級アルコール系シャンプーは冬場には刺激が強すぎるため洗浄力がマイルドで保湿効果のあるアミノ酸系シャンプーに切り替えるのが鉄則です。お湯の温度も熱すぎると皮脂を取りすぎてしまうため38度前後のぬるま湯で洗うことを心がけましょう。さらに室内の加湿も忘れずに行い内側からの対策として水分摂取を意識することも大切です。冬の乾燥フケを甘く見ず徹底的な保湿ケアを行うことは春になって力強い新芽(髪)を育てるための土壌作りでありAGA治療の成功率を高めるための賢明な戦略なのです。
冬の乾燥によるフケがAGA治療の妨げになる理由