AGA治療を検討する上でどうしても避けて通れないのが副作用への不安ですが実際にどれくらいの確率でどのような副作用が起こるのかを知っておくことは冷静な判断をするために不可欠です。フィナステリドの臨床試験データによると副作用の発現率は約4%程度とされておりその主な内訳は性欲減退(約1.1%)や勃起機能不全(約0.7%)といった男性機能に関するものが中心です。またデュタステリドの場合はフィナステリドよりもやや高く10%前後と報告されていますがそれでも重篤な副作用が起こる確率は極めて低く多くの人は安全に服用を続けています。ミノキシジル内服薬に関しては正規の認可薬ではないため正確な統計データはありませんが外用薬に比べて多毛症やむくみ動悸などの副作用が出る頻度が高いとされており医師の管理下での慎重な使用が求められます。肝機能障害についても心配される方が多いですが健康な人が通常の用量を守っている限り数値が異常値を示す確率は「頻度不明」とされるほど稀です。さらに興味深いのは「プラシーボ効果(偽薬効果)」の逆である「ノシーボ効果」の存在であり偽薬を飲んだグループでも1%から2%の人が性欲減退などの副作用を訴えたというデータがあり「副作用が出るかもしれない」という思い込みが症状を引き起こしている可能性も示唆されています。つまり副作用の発生率は数字で見れば決して高くはなく過度に恐れる必要はありませんが万が一異変を感じた場合にはすぐに医師に相談できる体制を整えておくことが大切です。4%という数字をどう捉えるかは個人の価値観によりますが96%の人は問題なく服用できているという事実と天秤にかけリスクとベネフィットを冷静に比較検討してみてください。例えばAGAで前頭部が薄くなっているところに強いストレスがかかって後頭部に円形脱毛症ができるといった複合的な脱毛が起こると「急激にハゲが悪化した」とパニックになりがちです。
AGA治療薬の副作用発生割合